2024/12/20

2024年度日本吸着学会奨励賞を受賞

 当グループの髙橋顕主任研究員が、「プルシアンブルー類似体によるアンモニア吸着回収と資源化」の業績により、2024年度日本吸着学会奨励賞を受賞しました。
 プルシアンブルーのアンモニア吸着機構の解明と、熱による炭酸水素アンモニウム回収機構が評価されたものです。高橋主研からは「引き続き皆様と吸着回収技術の発展に貢献できればと思います。どうぞよろしくお願いいたします」とのこと。今後の研究にもぜひぜひご期待ください!!





2024/12/02

Featured on the cover of Chemical Communications(Vol.60 No.69 2024)

私たちのグループNPFDのメンバーによる論文成果がChemical Communicationsの表紙に採用されました。
該当論文はこちらになりますので、ぜひご確認ください。

The paper results of our group have been featured on the cover of Chemical Communications.
You can find the paper here.



2024/11/11

ICEF2024動画公開のお知らせ

109日に開催されたICEF2024の全体会議に、NPFDのメンバーである産総研の川本徹首席研究員が参加しました。セッションのビデオとドキュメントは、公式ウェブサイトで公開されています。それは、「プラネタリーバウンダリーとエネルギー転換」をテーマにした対話の形をとっています。ぜひご覧ください。

NPFD member Tohru Kawamoto, Chief Researcher at AIST, participated in ICEF 2024 plenary session held on 9 October. A video and documentation of the session is available on the official website. It takes the form of a dialogue on the theme ‘Planetary Boundaries and the Energy Transition’. Please take a look.

動画(日本語):https://youtu.be/ysueGUGv5ak
Movie: https://www.youtube.com/watch?v=6CVk_HqlvHo
Power Point: Way to the Sustainable Nitrogen Management, an issue in the Planetary Boundary
Photo Gallery: https://www.icef.go.jp/jp/gallery/

2024/10/03

第75回コロイドおよび界面化学討論会で若手口頭講演賞を受賞

当グループの臼田初穂研究員が、第75回コロイドおよび界面化学討論会の分子膜セッションにおいて、若手口頭講演賞を受賞しました。

口頭発表の内容はこちら。
疎水基のシス型二重結合数に依存して変化するベシクルのPFAS吸着能
臼田 初穂(1)、三島 好江(1)、野田 惠子(1)、豊島 喬太(1)、桜井 孝二(1)、高村 智恵子(1)、髙橋 顕(1)、南 公隆(1)、川本 徹(1),(1)産総研
2024年9月19日
第75回コロイドおよび界面化学討論会

なお、口頭発表の元となった論文はこちらです。
Vesicles exhibit high-performance removal of per-and polyfluoroalkyl substances (PFAS) depending on their hydrophobic groups
Hatsuho Usuda, Yoshie Mishima, Keiko Noda, Takahiro Toyoshima, Koji Sakurai, Chieko Takamura, Akira Takahashi, Kimitaka Minami, Tohru Kawamoto

ChemosphereVolume 363, September 2024, 142818 (Sep, 2024)


2024/04/08

9th International Nitrogen Conference で Springer-Nature award を獲得!

2024年2月にインドのニューデリーにあるGuru Gobind Singh Indraprastha Universityで開催の第9回国際窒素会議において、当グループメンバーである臼田初穂研究員のポスター発表が Springer-Nature award を受賞しました。

発表者:臼田初穂、三島好江、川本徹、南公隆
所属:国立研究開発法人産業技術総合研究所 ナノ材料研究部門
タイトル:Desorption from Prussian Blue Analogs by Washing with Saturated Ammonium Bicarbonate Solution

ポスター発表の元となった論文はこちらです。
Ammonia Concentrator for Repeatable Adsorption/Desorption Using Nickel Hexacyanoferrate as Adsorbent and Production of Solid Ammonium Bicarbonate
Hatsuho Usuda, Tomoji Watanabe, Takamitsu Ishikawa, Naoki Nakashima, Keiko Noda, Akira Takahashi, Tohru Kawamoto, Kimitaka Minami
ACS Sustainable Chem. Eng. 2024, 12, 6, 2183–2190 (Jan. 2024)
DOI:10.1021/acssuschemeng.3c05679

国際窒素会議は International Nitrogen Initiative がおよそ3年ごとに開催するもので、COVID-19のためにオンライン開催となっていたものが、2024年に対面式で再開されました。

2024/02/26

ブルーバックスでアンモニア吸着材が紹介されました!

 当グループで開発しているアンモニア吸着材がブルーバックスで紹介されました!

ブルーバックス「あっぱれ! 日本の新発明 世界を変えるイノベーション」

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000386045


2018年に取材された内容がブラッシュアップされて今回ブルーバックスに掲載されました。もとの内容はこちらで読むことができます。

さがせ、おもしろ研究!ブルーバックス探検隊が行く > 第18回 魅惑のプルシアンブルーに秘められた「未来を変えるチカラ」

https://www.aist.go.jp/aist_j/magazine/bb0018.html

プルシアンブルーの欠陥サイトのイメージ。
構造モデルの左上角を取り外して欠陥をつくったところ

ブルーバックスでは、最近の国際的な動きなどが追記されています。ぜひご一読ください!

2024/02/19

論文がSupplementaly Coverに採用!

 臼田研究員が第一著者の論文がACS Sustainable Chemistry & Engineeringにて出版され、Supplementaly Coverに採用されました!Coverの説明はこちら:

Ammonia is used in many ways such as fertilizers and contributes to agriculture. The ammonia is emitted through waste and becomes a pollutant, but Prussian blue analogs can adsorb efficiently and selectively as well as desorb ammonia in a reusable form. This nitrogen cycle will contribute to keeping the environment sustainable.

アンモニアは肥料など様々な用途に使用され、農業に貢献している。アンモニアは廃棄物を通じて排出され、汚染物質となるが、プルシアンブルー類似体は効率的かつ選択的にアンモニアを吸着し、再利用可能な形でアンモニアを脱着することができる。この窒素循環は、環境の持続可能な維持に貢献する。

論文はこちら https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acssuschemeng.3c05679

Open Accessでどなたでも読めますので、よろしければご一読ください!


2024/01/01

[Paper] Publication List 2024/ 論文リスト(2024)

  Publication list  concerning Nanoparticle  functional design group, Nanomaterials RI and Green technology research group, Nanosystem RI (former organization).

The list for each researchers is found in the link from Members.

ナノ材料研究部門ナノ粒子機能設計グループと、前身のナノシステム研究部門グリーンテクノロジー研究グループが関係した学術論文のリストです。個々の研究者の論文リストはMembersに記載のリンクでご確認ください。

2024/2023/2022/2021/2020/2019/2018/2017/2016/2015/2014/2013/2012/2011/2010

[2024]
5.
Copper hexacyanoferrate cathode as a selective adsorbent for ammonium ions in sodium-rich solutions,
Yuta Shudo, Yutaka Sugiyama, Takeo Tomiyama, Durga Parajuli, Tohru Kawamoto, and Hisashi Tanaka,
Chemistry Letters, 2024, 53(11), upae187, (Oct. 07, 2024)

4.
Vesicles exhibit high-performance removal of per-and polyfluoroalkyl substances (PFAS) depending on their hydrophobic groups,
Hatsuho Usuda, Yoshie Mishima, Keiko Noda, Takahiro Toyoshima, Koji Sakurai, Chieko Takamura, Akira Takahashi, Kimitaka Minami, and Tohru Kawamoto,
Chemosphere, 2024, 363 142818 (Sep. 2024)

3.
Highly selective methanol adsorption from dilute aqueous solutions using Mn3[Fe(CN)6]2: a Prussian blue analog,
Yuta Shudo, Mai Akashi, Atsushi Sakurai, Tohru Kawamoto, and Akira Takahashi,
Chem. Commun., 2024, 60, 9198-9201 (Jul. 14, 2024)
DOI: 10.1039/D4CC01446D

2.
Chain-length dependence in adsorption of perfluoroalkylcarboxylic acid on vesicles composed of amphiphiles with two bent hydrophobic chains,
Hatsuho Usuda, Takahiro Toyoshima, Yoshie Mishima, Koji Sakurai, Chieko Takamura, Akira Takahashi, Kimitaka Minami, and Tohru Kawamoto.
Author NotesChemistry Letters, 2024, 53(6), upae106, (Jun. 26, 2024)

1.
Ammonia Concentrator for Repeatable Adsorption/Desorption Using Nickel Hexacyanoferrate as Adsorbent and Production of Solid Ammonium Bicarbonate,
Hatsuho Usuda, Tomoji Watanabe, Takamitsu Ishikawa, Naoki Nakashima, Keiko Noda, Akira Takahashi, Tohru Kawamoto, and Kimitaka Minami, 
ACS Sustainable Chemistry & Engineering, 2024, 12, 6, 2183-2190 (Jan. 30, 2024)(Open Access)


2023/10/20

MONOist連載:有害な廃棄物を資源に変える窒素循環技術(4) PM2.5や悪臭の原因にも、大気に排出される窒素廃棄物の現状

モノづくりスペシャリストのための情報ポータル「MONOist」での連載第3回目がアップされました。

今回は国内の排ガスに関する紹介です。NOx、NH3、N2Oといった、環境や人体に悪影響を及ぼす窒素化合物はどこから放出されているのでしょうか?また、どういった悪影響があるのでしょうか?どれも同じようなところから出ているのかな、と思いがちですが、結構違うところから出ているのです。となれば、対策もなかなか難しそうです。

連載第四回はこちら


出典:MONOist / アイティメディア

2023/09/15

MONOist連載:有害な廃棄物を資源に変える窒素循環技術(3) 日本の窒素管理の現状、1年に下水として流れ込む水の中に48.4万tの窒素

 モノづくりスペシャリストのための情報ポータル「MONOist」での連載第3回目がアップされました。

今回は日本国内の水中の窒素に関する問題について、数字を交え紹介しました。日本では場所によってまちまちで、水質汚濁に困っているところもあれば、窒素が足りずに養殖などに問題が生じている地域もあります。そういった凸凹間を紹介していますので、ご興味ある方はぜひご一読ください!

第三回の記事はこちら


出展:MONOist/アイティメディア